鹿と猪の栄養素

鹿と猪の栄養素

nakamuramaho

“鹿や猪は栄養価が抜群に高いって本当?”

 

結論、彼らのお肉は栄養価が抜群に高く、脂質も低いため、あらゆる人にオススメです!

今回は、そんな鹿や猪について紹介していきたいと思います。

 

目次

  • ジビエとは?
  • ジビエに対する考え方の違い
  • 鹿、猪(ジビエ)の栄養価は高い
  • まとめ

 

・ジビエとは

ジビエとは、狩猟等により捕獲された天然の野生動物の食肉を意味するフランス発祥の言葉です。狩りで仕留めた野生動物をジビエと呼ぶようになったのは16世紀以降のことで、現在に至るまで、欧州では「最上」の肉として扱われてきました。

 

・ジビエに対する考え方の違い

 上述の通り、欧州ではジビエは「最上」の肉として扱われてきました。これには理由があります。

 中世時代近辺は欧州において階級制度が発達しており、上流階級の貴族のみが大きな領地をもっていました。貴族はその領地内で野生動物の狩猟を行い、それらの肉を再高級食材として調理し、食べていました。これがジビエです。

 よって欧州ではジビエは高級食材として現在も扱われています。

 

 一方、日本では欧州のようにジビエを以前より高級食材として食していたというような歴史的背景はないため、ただ家畜ではなく野生動物であるということから、「臭いのではないか」「病原菌がたくさん付着してそうで不安」といったネガティブなイメージを持たれているのが現状ではないでしょうか。

また、そもそもジビエ料理の認知度すら低いことが現状です。

 

・鹿、猪(ジビエ)の栄養価は高い

 鹿や猪などに代表されるジビエは、家畜と違い野生動物です。よって山を駆け回る運動量により筋肉の発達が著しく、それが高タンパクかつ低脂肪な肉質に繋がっています。

 ここでは「鹿」と「猪」の栄養価について紹介します。

 まずは鹿についてです。

 上述の通り、シカ肉も脂肪量が少ないため、同じく食肉である豚や牛と比べても生活習慣病のリスクを減らすことが出来ます。

また、脂肪をエネルギーとして燃焼するために必要なビタミンB2、細胞を活性化させる亜鉛、神経機関に働きかけるビタミンB12といった様々な栄養素が詰まっています。

 更に、シカ肉には肉としては珍しくオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸も含まれることから、ダイエット食やアスリート職としてもおススメです。

 

 続いては猪についてです。

 猪は一般に豚の祖先といわれていますが、豚肉と比較してもビタミンB群や鉄分、亜鉛が豊富に含まれています。

 また、脂肪中のコラーゲン、滋養強壮に良いといわれているタウリンやアンセリンの含有量も多いことが特徴です。

 最近、認知症リスクを低下させるといわれ話題のコエンザイムQ10も牛や豚、鳥の倍以上含まれています。

 

 以下が文部科学省により公表されている可食部100g当たりの成分表となります。ジビエの栄養価の高さが分かりますね!

 

エネルギー

(kcal)

タンパク質

(g)

脂身

(g)

(mg)

亜鉛

(mg)

ビタミンB2

(mg)

ビタミンB12

(μg)

鹿(赤肉,)

140

23.9

4

3.9

2.9

0.35

1.3

(脂身付き,)

268

18.8

19.8

2.5

3.2

0.29

1.7

豚もも

183

20.5

10.2

0.7

2

0.21

0.3

鶏もも

204

16.6

14.2

0.6

1.6

0.15

0.3

出典:文部科学省「日本食品標準成分表2015(七訂)」追補2017年より


 いかがだったでしょうか。今回はジビエ料理の背景と鹿と猪の栄養価について軽く触れていきました。ジビエは基本的に低カロリー、高タンパク、高栄養価の食材だということが分かっていただけましたでしょうか?


・まとめ

希少性が高く、高価であり、調理が難しいなどのデメリットはあるものの、食べる事によるメリットはそれ以上といえます。まさに食べない理由がない現代の究極の代替肉です。

 このコラムを端緒に皆様がジビエに興味を持ってくださいましたら幸いです。